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<貸し出しモニター・レポート「吉里了間」さん>
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夜薄明かりの部屋~こうすると音量が小さめでも満足できるという生活の知恵~で音楽を聴いていて思ったのだが、インジケータのオレンジの明るさはもうほんの少しやわらかくても良い気がする。なにしろ「やわらかな時間」を過ごすためのシステムである。インジケータの明るさは、D-N100のディスプレイの輝度が3段階に調整できる配慮に対し、主張が強く、残念に思うところである。もっとも、この方がユニバーサルデザインだし、夏の夜空にいないオリオン座の三ツ星を眺めているつもりでいれば良いのかもしれないのだが。

ただ、真空管カバーの向こうに見えるほのかな灯りがインジケータに負けてしまう~カバーを外したい衝動がわき上がってくる~ものだから、せっかくの真空管式アンプなのにもったいないなぁとつい思ってしまうのである。インジケータの灯りを少し抑えて真空管のほのかな灯りを星空に見立てて音楽を聴いてみたいものである。

SQ-N100のリモコンはすっきり簡潔のカード型でカメラのリモコンを思わせ、真空管式アンプとのミスマッチ感が楽しい。操作感や感度はD-N100のリモコンの方がボタンの高さがある分使いやすい気したが、どちらにもあるミュートボタンは家族が一緒にいるリビングルームではとても便利である。D-N100のリモコンはデザインも今風で本体の日本職人気質の雰囲気とは異なり北欧的な感じ?が漂っている。

D-N100のリモコンでの音量コントロールは、SQ-N100側でCDを選択していてもいなくてもD-N100側のメイン電源がスイッチONの状態なら操作できる。これはありがたい。その時の行動パターンに合わせ、それぞれのリモコンを別々の場所に置いておけるからである。
リモコンの音量の上げ下げの量はD-N100の方が若干細かく応答も良い気がする。

kiri_06.jpg
"NeoClassico series"のリモコンと極私的名盤CD

ところで、D-N100はCD再生が始まる直前と終わった直後に「カチ」っとリレー・スイッチ?らしき小さな動作音が聞こえる。これは仕様なのだろうか?それとも個体差なのだろうか?小さな音なので気にならない方も多いかもしれないが、これは演奏会場で演奏者が最後のピアニッシモを演奏しているのに、いきなりブラボーと声を張り上げて余韻をかき消してしまうあの感じを連想させる。その音の大きさより再生の直前直後に聞こえるタイミングが問題かもしれない。
それから、D-N100の"RANDOM"再生中、曲の飛び方によって次の曲の再生直前に小さな「プチ」というアナログ・レコードのノイズのような音が再生されることがあるのも気にかかる。

そして、D-N100の取扱説明書に表記のないこと、異なることを次に(これは、このモニター機のみの現象かもしれないのだが)挙げてみた。
(1)リモコンで"RANDOM"を選ぶと本体では"SHUFFLE"と表示される。
(2)"RANDOM"再生中、"TIME"ボタンで「ディスク全体の残り再生時間」表示に切り替えると、現在再生中のトラックからそのCDの最後までの残り再生時間が表示され、"RANDOM"再生の終了時間までの残り時間は表示されない。
(3)"A-B"ボタンは"RANDOM"再生中には使えない。
(4)"RANDOM"再生では"REPEAT"ボタンを操作していないにも関わらず、全曲再生完了しても停止せずエンドレスに続く。…残り時間が表示されないことと関連があるのかも。

我が部屋はカッコ良いインテリアもなく、"NeoClassico series"を置くには申し訳ないほどだったが、その逆に"NeoClassico series"が来てくれたおかげで室内全体に洗練された雰囲気が醸し出されたことは間違いない。デザインは本当に大切なものだ。洋風モダンな室内イメージの写真がカタログには掲載されているのだが、和風モダンにも、いや、茶室に置いてあっても似合いそうな実にうまいデザインは素晴らしいなぁ、と思える。

最後に、この貴重なモニターの機会を与えていただいた上に、このように書き綴ったことを掲載する場を提供していただき、感謝申し上げたいと存じます。ありがとうございました。加えて、その掲載への技術的サポートをしてくださいましたスタッフの皆様に深く感謝いたします。
"NeoClassico series"は短期間で私の恋人のようになってくれました。この後背中を見送らなくてはならないのはとても寂しいのですが、"NeoClassico series"のいた夏を忘れることはないでしょう。
私の試聴レポートはこれで終了いたしますが、雑文ながらこのレポートがどなたかの何かのヒントになったら嬉しく思います。読んで下さった方々にも感謝いたします。

では、レポートから離れたところでプレゼントCD4枚と極私的名盤、ジャキス・モレレンバウンのチェロがたまらなく良い「クァルテート・ジョビン・モレレンバウン/ジョビンに捧ぐ」、「MORELENBAUM 2/SAKAMOTO:CASA」に思いっきり浸ることにします。"NeoClassico series"は接続を解くその瞬間まで、素晴らしい時間を一緒に過ごしてくれることでしょう。
本当にありがとうございました。

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